イサーンのウボン県へ行く。~お勧めのバス会社~

久しぶりの、ブログだ。

というのも、2月15日以降、タイ東北部(以下、イサーン)のウボンラーチャタニー県にあるウボンラーチャパット大学で行われたセミナーに出席するため、出かけていたのだ。

ウボンラーチャタニー県は、バンコクから北東へ600キロくらいに位置する。バスで8時間ほど、揺られなければならない。(飛行機ならば1時間かからないだろうが・・・)



ということでイサーンに行くのはいつも一苦労、なわけだが、今回、タイ人の勧めで利用したバスは、かなり快適だったのでブログに記しておこう。

バスの名は”ナコンチャイエアー Nakhonchai Air”だ。

エアーというくらいなので、サービスや座席は飛行機のそれがイメージされている。

写真は、ナコンチャイエアーのパンフレットだが、座席のすばらしさが伺えよう。各座席にはテレビや(僕が乗ったバスにはなかったが)マッサージ(これはあった)が装備されている。トイレもやたらと綺麗だ。





しかし当初は、パンフレットを見ても、あまり信用していなかった。どうせ写真だけだろうと思っていたのだ。なにせここはタイだ。しかも、他社と比較しても値段にさほどの差がない。おそらく、期待はできないだろう。

しかし、その思いはいい意味で裏切られた。

モーチットマイというバスターミナルで、2月15日夜11時15分発のバスを待っているとき、ナコンチャイエアーのバスが何台も出発したが、どれもこれもとても綺麗。そして、僕が乗るバスももちろんその例外ではなかったのである。

まず、バスに乗り込むと、明らかにスチュワーデスを意識した服装のバスガイドが、席に案内してくれる。

そして定刻より10分ほど遅れて、バンコクを出発。10分の遅れは、タイでは定刻といえよう。これまで利用してきたバスは、30分くらいは遅れたものだ。

さて、出発してすぐに、バス運転手が、

「こんにちは、みなさん。本日運転を務めますナコンチャイエアーの~~~です。こちらは23時15分バンコク発、ウボンラーチャタニー行きのバスでございます。皆様に快適なバスの旅をお届けいたします。私は皆様に安全運転することを固く約束いたします」

という、機長を意識したようなアナウンス。声も渋めだ。

うーん。ナコンチャイエアー。しっかりしている。

次にバスガイドも挨拶。そして、すぐに食事にジュース、水、お菓子のサービス。

そして、30分もしないうちに消灯。一切の休憩なしに、ウボンへと向かったのである。休憩なしは非常にありがたい。

というのも、他社のバスだと、必ず1度や2度、休憩時間を設ける。夜行だろうがなんだろうが、お構いなし。夜中の2時にたたき起こされて、食事が薦められたりするものだ。

それがないだけで、睡眠時間がずいぶんと違うものである。

というわけで、今回は行きも帰りもナコンチャイエアーを利用して、機長バリの運転手の言うとおり、快適な移動となったのである。


<ウボンでのバスターミナルにて。まるで飛行機のように荷物を預ける>


<ナコンチャイエアーのバスシート。マッサージもついていて快適である>


<ナコンチャイエアーのバス内。先頭付近にバスガイドが見受けられる>

そうだ。

値段についてだが、僕が利用したVIP(バス車内32席)は550バーツ(1400-1500円)くらい。この上のファーストクラスにすれば、700バーツ以上。車内は3列シートで24席。こちらはもっと快適な旅が約束されるだろう。


ちなみに、ナコンチャイエアーのパンフレットによると、以下のように、ナコンチャイエアーはタイの各都市をつないでいるらしい。参考までに。

①バンコク(エッカマイ)⇔ラヨーン
②バンコク(モーチットマイ、以下すべてモーチットマイ)⇔ラヨーン
③バンコク⇔チェンマイ
④バンコク⇔ウッタラディット
⑤バンコク⇔コーンケン
⑥バンコク⇔ウボンラーチャタニー
⑦バンコク⇔ブリーラム
⑧バンコク⇔シーサケット
⑨バンコク⇔スリン
⑩ウボンラーチャタニー⇔ラヨーン
⑪ウボンラーチャタニー⇔チャイヤプーム⇔チェンマイ
⑫ラヨーン⇔パッタヤー⇔チェンマイ
⑬ラヨーン⇔パッタヤー⇔チェンラーイ⇔メーサーイ



より大きな地図で ナコンチャイエアーの路線 を表示

     
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