『ブラジルへの郷愁』。未開の人々から信頼を得た西洋人。

人類学者レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』

ブラジルの未開地の社会や人びと、文化を綴った名著である。

そんな『悲しき熱帯』で描かれる土地や人々の写真を集めた、『ブラジルへの郷愁』が復刻された。




これが、なんとも素晴らしかった。

『悲しき熱帯』と一緒に読んでいると、なんというか、圧巻である。



構造主義で一世を風靡したレヴィ=ストロースが、若き日に見つめたブラジルの社会と人びと。

被写体となっている現地の人々の表情を見ると、いかにレヴィ=ストロースが、彼らからの信頼を得て、好意的に受け入れられたかが伝わってくるようだ。




きっと、レヴィ=ストロースは知的好奇心という活力に満ち満ちた、魅力ある男だったのだろう。



ボーと写真を眺めているだけで色々な刺激を受ける、そんな一冊である。


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