タイ刑務所、酒入りスープの取調べ。

「おばちゃん。ゲンジュート・トーフー(豆腐入りスープ)。持ち帰りでね~」

メシの持ち帰りは日常のタイ。それがスープだろうがラーメンだろうが関係ない。


こんな感じで、うまいこと包んでくれる。

袋の口をゴムで止めるときの手さばきなんて、まさに神業である。



先日、そんなタイのすばらしき技術を無駄に使った女性2人が、警察の咎を受けたとか。

服役する男への差し入れに、女性2人(服役中の男の嫁と母)が、豆腐入りスープやタイ風お菓子の液体に、大量の酒を混ぜて持ち込んだのだ。



2人が取調べを受ける空間は、こういっては難だが、どうも微笑ましい。

とりあえず袋を開けてみる刑務所職員。


ちょっと恐る恐るである。

匂いをかぐ。



これも恐る恐るだ。

もう1人も、嗅ぐ。



そして一言。

「うん。酒だ・・・」


・・・まぁ、そうだね。



確認がとれると、タイ人のお家芸”袋の口ゴムしばり”で、押収物をしまう。



タイ人は、誰でもうまくゴムでうまいことしばれるからすばらしい。


さて、事情を聞かれる嫁としゅうとめ。



「いったい、なぜなんだ・・・」

「以前の面会で主人がお酒を呑みたいと言ってまして・・・スープは透明だからバレないと思いまして・・・」


さすがに神妙な面持ち。

突然、嫁は電話をするが、神妙さは欠けていない。



この状況下で誰と何の話をしているかは問わないでおこう。

周りも、そこは気にしないようだ。

あくまでも神妙である。



さて、再度開けることに。

説明を追加


この風景はタイのどこでもみかける風景。ゴムをほどいて、器に移す。

見た目は普通のスープ。


でも無論、酒入り。

味見をする。(恐る恐る)


彼も。(恐る恐る)


ついでにしゅうとめも。




しゅうとめは最初、明らかに味見を拒否していたが、職員が「いいから、呑んでみな」と。

職員が執拗に味見を勧めた理由は不明である。

それにしゅうとめの味見の反応を伺う目が真剣すぎる理由もよくわからない。



どうやら、相当の味の模様だ。

ぼーぜんである。



終始、緊張感に欠けた取調べ光景。

今回の僕の記事自体も緊張感に欠けすぎていることは、自分が一番良く知っている。



※今回の使用画像は映像から落としたものです。



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4 件のコメント:

  1. あはは。
    調べる方も調べられる方もタイのこういうゆる~い感じ、
    私は好きだなぁ。何か笑ってしまうんですよねー。
    ちなみに私はタイ料理店でアルバイトをしていたことが
    あるので(もちろん日本でですが)袋のゴム縛りはちょっと
    得意です。(笑)

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  2. phimaiさん。
    凄いですね~。ゴム縛り得意なんですか。尊敬です!
    僕は適当に縛ったら怒られた経験がイサーンであります。
    「それじゃ、スープがこぼれるだろ」とか「開けにくい」とか・・・
    いつかマスターしなきゃ。

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  3. 匿名です。サイプラスティックナ。は、すぐに憶えたタイ語だったかも。日本のラーメン屋さんもやって欲しいサービスですね。現在フィリピン滞在中、21日水曜日バンコクに。でも23日金曜日香港に。バタバタとCDショップ巡り、映画観れるか不安です。

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  4. 確かに日本のラーメン屋でもやってほしいですね。麺は固めの状態で。笑
    フィリピンやホンコンも同じように袋に入れるのですか???

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