洪水を前にしての友人。

バンコクの友人が心配になり、何人かに電話する。


「一応荷物はまとめたよ。でもセブンイレブンとか水がもう売ってなくて・・・」

「そうか、大変だね。みな買いだめか」

「俺は○○の水じゃなきゃ嫌だからさ。ほかのは数本あったけど。買わずに帰ってきたよ」


この状況下で水に妙にこだわるところは意味が分からない。

「そこはいいだろ」

と伝えておいた。



で、続けて彼は言う。

「ゴムボートってどこに売ってるかな?」

「ええ!?ボート買うの?」

「まぁ、あったほうがいろいろ動けるだろ」



「動かないで、残りの水を買って、家にこもるって手もあるんじゃない?」

「そうか。それもそうだね。危ないもんな。ウチは3階だから水はこないだろうし・・・

あ、でもさ、アレは買おうと思うんだ。水におちても浮くやつ。オレンジ色の、あるだろ?」



どうやら救命胴衣。

外出る気満々か?



「どこで売ってる?」

正直知らない。



「救命胴衣も大切だけど、水が一気に押し寄せてきたら危ないし、アパートの上階にいれば水はこないだろうから、あまり無理に動こうとするなよ」

そう言って、僕は電話を切った。



なんか外に出る気っぽい彼・・・カナヅチ。

間違っても無駄に外に出ないことを祈るばかりである。


そして、なんとか、この洪水を乗り越えて欲しい、タイである。





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2 件のコメント:

  1. Ryotaさんのお友達といい、どんどん良くなるどころか
    悪くなる状況でも、思わず”そこ?”って突っ込みたくなる
    タイの人たち。(笑)
    でも何日経ってもなかなか水が引かない中でたくさんの方が
    協力しあって土嚢を積んだりしているのを見ると政府ももっと
    有効な手立てを早く実行できないものかと思ってしまいます。
    タイがこんな状況になって日本にとっても本当に大事な国
    だってことが改めてわかったし、何よりタイの人たちが
    無事にいつもの暮らしに戻れることが一番ですね。

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  2. 本当にそうですね。みな協力し合って、土嚢を積んでる姿はなんともいえませんね。なんとか早く平穏が訪れて欲しいモンです。
    それにしても、僕の友人と話していると、どうも危機感が伝わらないというか・・・笑
    本当は大変なんですけどね。まさか、救命胴衣買ってないだろうな・・・?笑

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