googleが2011年のタイにおける検索ワードランキングを発表(Google Zeitgeist) した。

1 急上昇ワード、2 エンターテイメント、3 スポーツ、4 家電、5 芸能、6 地図検索、7 人物、8 ニュース、9 ゲーム、10 ガジェットの諸部門に分けられ、それぞれのランキングが公表されている。

いくつかみてみよう。



急上昇ワードのランキングは、

1 Facebook
2 Friv (オンラインゲームサイト)
3 คนอวดผี (コン・ウアット・ピー:幽霊番組)
4 คันหู (カンフー:Hなダンスのタイ歌謡)
5 หน่วง (ヌアング:ポップス)
6 Boomz (オンラインゲームサイト)
7 น้ำท่วม (ナムトゥアム:洪水) 
8 กินตับ (ギン・タップ:タイ歌謡)
9 มาซ่า (タイ人女優)
10 iPhone5

である。



全体的に娯楽が多く(ていうかほとんど)、”洪水”のみが深刻なワード。

タイらしさがにじみでているような・・・笑


1位はFacebook。

確かにタイ人の間でかなり普及しており(twitterも含めて)、先の洪水でも多くの人が利用したようだ。




で、家電部門でもFacebookは1位。

1 Facebook
2 グーグル+
3 グーグルchrome
4 You Tube
5 hotmail
6 samsung galaxy tub
7 アプリ
8 whatsapp
9 アンドロイド
10 nokiaX7


って感じ。

日本のものはランキング外・・・

”家電大国日本”。かつては日本の製品の不買運動まで起こった過去もあったんだがねぇ。



というか、そもそも家電のランキングなのに、家電製品のハード面はほとんどなく、ほぼソフト面で占められている。

時代を象徴しているようだなぁ。




ところで、日本におけるトップ検索のランキングは。

1 地震
2 停電
3 放射能
4 原発
5 東京電力
6 iPad2
7 iPhone5
8 セシウム
9 Facebook
10 Google+


うーん。日本は本当に大変な一年だったもんなぁ・・・・

来年は日本も明るいワードが並んで、両国とも前向きな雰囲気のランキングになることを期待してやまないわけです。



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Bangkok Post(2011.12.28付)によると、国境問題をめぐるタイーカンボジアの関係が良好になりつつあるようだ。


                                (source:Bangkok Post http://bit.ly/vhxqLp)


両国がもめていたのは、国境線に立地する世界遺産プレアビヒア遺跡(タイ名:カオプラウィハーン)をめぐってのこと。


そんな緊張状態にあった両政府だが、今年就任したインラック首相は9月、カンボジアとの良好な関係性を築くためにカンボジアのフン・セン首相と会談。

国境問題に関して、互いに前向きな姿勢で協力しあうことで双方合意したのだった。

そうした流れで、先週には、タイのユタサク国防相とカンボジアのティア・バニュ副首相兼国防相がプノンペンで会談をし、国際司法裁判所の命令に従って、非武装地帯からタイ、カンボジア両軍を撤兵させることが決定したのだ。

そんなわけで、Bangkok Postに掲載された笑顔の握手へ、と至ったわけである。



とりあえずは両国の関係性が良くなるいい兆しとも思えるし、そうなって欲しいもんだが、まぁ、問題はそんなに単純ではないかもしれない。



以前も書いたが、(”プレアビヒア遺跡・国境線・歴史の言説化。”)国境線をめぐる認識の問題は、歴史認識にかかわることであり、その対象を「どのように教わってきたか?」によるところが大きい。

簡単に言っちゃえば、歴史教育の問題である。

なので、とりあえず両政府間で”仲直り”したことはそれで大きな前進だが、実は今後、根本的な歴史教育の問題に両国が踏み込まなくてはならないだろう。



国の歴史、いわゆるナショナルヒストリーなんてものは、自国の権力を正当化するための言説として語られることが多い。

プレアビヒア付近の国境線をめぐる両国の歴史的言説は、それぞれが”根拠”をもち、それぞれが”正当”であろう。

そうなると両国は「なんであいつら分からないんだ?」みたいにイライラするだけであり、結局今後もまた衝突してしまう。

それじゃあ、対立の繰り返しである。



よって今後は、両国それぞれで描かれてきたこれまでの自国中心的なナショナルヒストリーを相対化し、互いに歩み寄りをみせる歴史が書かれ、語られなくてはならないのだ。

たとえば、「人類の大いなる遺産プレアビヒア寺院を後世に保存していこう!」という基本的立場に従って、両国民が協力していけるような心持ちにさせる歴史像を描く、とかね。

そんな新しい歴史教育が求められるのである。



とまぁ、こんなふうに書いてみたけど、実際こうしたナショナルヒストリーをめぐる問題性は、別にタイーカンボジアに限ったことじゃなくて、たとえば日本ー韓国の歴史問題なんかもそう。

要は、国という殻に閉じこもった歴史は今後どうなんだ?って話で、国を世界の中の一つの地域として相対的に位置づけ、各国の関係性の網のなかで考えるような歴史認識が大事ってわけである。



ちなみに、手前味噌ではあるが、以前書いたニュース記事「国境紛争問題解決への小さな一歩。タイ・カンボジア合同の托鉢儀礼に1万人参加」みたいな、国を越えた地域ぐるみでの結びつきも大事だなぁと。

まぁ、手前味噌だけど。笑



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<参考>



夜空へ伸びるアヌサワリー・モニュメント。

人・車・モノ・・・

いろんなもんがここを交叉し、活気づく。

なんともいえず大好きな街だ。




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(source:http://thailandexhibition.com/Event-76/Event-76-Detail.php?id=3756)



たまには心躍るニュースを。

チェンマイで15日から1週間行われる、世界のビールを集めた祭典、”ラーンナー・インターブリューズ”。

なんて素敵な祭りなんでしょう。



でも、なぜラーンナーとビール祭り?

チェンマイ・ビール祭りでもいいのに。



そもそもラーンナーとは、スコータイ王朝やアユタヤー王朝と平行して存在した、北タイ系の人びとのマンダラ国家のこと。

13世紀に成立し、14-15世紀にはかなり繁栄。しかし、しだいにその勢力は衰え、現チャクリー王朝に対しては完全に朝貢する立場。そして、20世紀にはチャクリー王朝に取り込まれてタイの一部となっている。



とはいえ、現在でも北タイには、ラーンナー王朝の文化やアイデンティティは色濃く残っている。

簡単にいえば、”ラーンナーらしさ”みたいな。

そういえば、ポスターの写真も”ラーンナーらしさ”がある。



あえて、タイのチャンマイ・ビール祭りとせずに、過去の王朝国家の名称を引っ張ってくるあたり。

歴史を核として地域アイデンティティを表象しようとする感が見え隠れするようである。



とまぁ、何はともあれ、各国のビールを集めるなんて。

なんとも素敵な祭りであることに変わりはない。


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あまりの睡魔。

洪水の中にいることを、すっかり忘れさせてくれたようだ。


犬・・・気づけば水の中。

そりゃあ驚愕したことだろう。



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ワンポー(父の日、国王誕生日)の今日。

グループ World's Cheers for Thailand (Pray for Thailand)は、タイの人々への応援メッセージ映像をアップしました。



100枚ほどの画像をつなげて映像化したり、幅広い人脈を生かしてグループのことを拡散してくれたり、ロゴを速攻でデザインしてくれたり・・・と、本当に多くのことを主体的にやっているのはプロデューサーNakamuraさん。

僕はあくまでもサポート役。

それでも、”大好きなタイのためにと何かを”という思いをひとつの形にするべくFacebookを使った試みに関われていることは楽しいし、今後もこれをきっかけに色々とやれたらなぁなんて思う。 



一緒にやることを快く承諾してくれ、フルパワーでグループを引っ張っているプロデューサーさんに感謝、感謝である。 今度、シンハビールでもおごらねば、ね・・・。w 

そして、画像を送ってくれた方や、グループのことを広めてくれた方々も、ご協力ありがとうございます。

皆さんもタイが本当に好きなんですねぇ〜。w



そしてなにより、タイの方々。

まだまだ洪水の残した傷跡、問題は山積みかと思います。

それでも、あの人懐っこい笑顔を絶やすことなく、頑張れ〜!!!

みな、応援してます。








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