今日、ロッブリーでは、モンキー・ビュッフェ・フェスティバルが行われた。

街の象徴である猿に、これまた街を象徴する遺跡プラ・プラーン・サームヨートの前で、ご馳走を振る舞うというものだ。


昼過ぎ、遺跡に到着すると、ロッブリーでは珍しいほどの観光客でにぎわっていた。



そして、食べ物をむさぼり食う猿達の姿。

百聞は一見にしかず。

今日のブログは、写真をメインとしていきたい。


とにかく一心不乱に食う猿達。



ちゃんと、えり好みするから、小憎たらしい。



余計な皮は食さない、グルメっぷり。



自分たちのオブジェの上に居座り、むしゃむしゃ。



カメラを向けたら、そっぽ向かれた。



こちらの猿は、足にちゃんと食べ物をはさんで、もぐもぐ。



ときどき、上を見上げて哲学的。



その視線の先には、遺跡頂上で地上を見下ろす、一匹の猿。



彼は彼で、壮大な眺めを楽しんでいることであろう。


でもこちらは、優雅に食事を楽しむ。



遠くを見つめる瞳が、やはり、どこか哲学的だ。



こちらは、ちょいと食べ過ぎて、苦しそう。




この猿達は、氷に入れられた食べ物を得るべく、舌を使って氷を溶かしている。



なんだか可哀想な気もするが、でも、溶かしている様はちょっと可愛い。

冷たくて気持ちいいのかもしれない。



なぜか、直立不動で舌を氷にあてがっていた姿が印象的だ。


モンキー・フェススティバルは、たくさんの可愛くも小憎たらしい猿たちを、ワイワイ眺めるタイ人や外国人の観光客によって極めて盛況だった。

猿達も、さぞ大満足だったことだろう。



ちなみにこの氷溶かし食料取りは、勤務先の大学の芸術の先生が発案したらしい。

芸術家らしい発想かどうか。

僕には分からないが、その先生はいい人で、酒が好きで、明るい。


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昨日は、ローイクラトン(灯籠流し)祭り。

タイでは各地で、川や池に灯籠を流して、水への感謝の祈りが捧げられた。


ということで、僕も、ロッブリー市内にある、川沿いのお寺へ。


灯籠を川に流す様は、毎年ながら幻想的で美しい…

といいたいところだが、人は多く、花火やらで騒々しい。

なんとか灯籠を遠くへ流そうと、ばしゃばしゃと川に入って、灯籠に向って、必死に水をかけまくるおっちゃんもいる。

パチパチいう花火がさされて川を流れて行く、兵隊さんの灯籠とかもあったりして。

どうも、ロマンティックなムードとは少しだけ遠い。



一方の、夜空に舞うコムローイ(天灯)は、幻想的で美しい。

タイでコムローイが有名なチェンマイやスコータイほどの規模ではないにしろ、ロッブリーの寺でもコムローイは行われていた。




家族みんなで、一つの気球にロウソクの煙が充満するのをまつ。

だんだんとたまってくると、気球は空に向って、準備万端。

子供の手では届かなくなるくらい、気球は上へと飛ぼうとする。


「せーの」

一家はかけ声と同時に、気球を離した。



気球はふわりと浮かび、そしてそのまま上空はるか遠くへと飛んで行く。

「いやぁ、綺麗だなぁ」

家族とともに空を眺めながら、おっちゃんは言った。



異様に月が輝いていた、昨日のロッブリー。

明るい夜空には、色々な人たちの願いや幸せが込められた気球の光が、風に揺られて瞬いていた。

ロッブリーの田舎の素敵な夜。

最近、だいぶ風が涼しくなってきている。


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長年にわたって、店を営んでいるというおばちゃん。

豆腐やらバナナやらを、毎日揚げている。




油が壁や床にしみついていて、歴史を感じる。

とくにここの揚げ豆腐は人気が高いらしく、人がひっきりなしに買い求めにくる。




揚げているおばちゃんの隣の店に座り、料理を注文する。

この店もまた歴史が長い、という。




かれこれ数十年。

というか、もともとは、揚げ物屋のおばちゃんが若い頃に営業していた店で、今は息子さんが跡を継いでいるのだ。



改装を経て、当時よりもずいぶんと小綺麗になったという店で、息子さんが料理を作る。

ロッブリーの住民に人気があり、混んでいる。

料理とともに運ばれてきた、おばちゃん特製の揚げ豆腐。



うまい!とかじゃなくて、昔ながらの優しい味がした。



「また来るんだよ」

おばちゃんの言葉も、また優しい。


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市場が、けっこう好きだ。




色んな珍しい物や旨そうなものが売られ、見ていて楽しい、というのもある。

でも、それ以上に、市でやり取りされる、人間と人間の生のふれあいが心地いい。

これが好きな理由だ。


先日も、いつものメンツで、市場をブラブラした。



出来あいの料理だけじゃなく、その場で解体された生の肉や、まだまだ元気いっぱいのカエル等のゲテモノの類い、そして全く得体の知れない食べ物の匂いが、市場のなかのムワっとした熱気に入り交じり、鼻が刺激される。

市場の中はどことなくくたびれたムードをもちつつ、それでいて妙な活気と笑い声がある。



野菜のやり取り一つとってみても、言葉がかわされる。

何気ない言葉かもしれないが、心と心のやりとり。

虹の立つところに市が作られるとはよく言ったもので、やはり市場には一種独特なムードが流れているものだ。


で、しばらくブラブラしていると、売られていた蜂の巣。




これは、興味深い。

蜂の巣をよく見ると、死んだ蜂とともに、まだ生きてる蜂もいて、それが所狭しと動いている。




試しに、蜂の巣を購入してみる。

蜂の巣の芯の周りを、豪快にカットするおばちゃん。





「はじめて食べるのかい?これは甘くて美味しいよ。新鮮だよ。これはサービス」

おばちゃんは笑顔で巣をカットしながらおまけしてくれた。

市感満載。





こうして手に入れた、蜂の巣。

トローりたれるミツがなんとも美味しそう。



パクリと食べてみる。

濃厚な甘み。

ウマい!

でも、さすがに蜂が闊歩している周辺はさける。

実は虫にものすごく弱いのだ。



とはいえ…





いつものメンツでビールを飲みはじめ…

いつものように酔っぱらい…

楽しくなって…

で、結局、蜂を食べてみることに。

さすがにまだ生きてる蜂は横によけたが、死んだ蜂はそのまま巣と一緒に生で口に入れる。


エイ!と思い切って、蜂を噛んでみる。

グニャリ。

「ああ」っと僕のからだはくねる。


でも、よくよく味わってみると、それはなんともミルキー。

ちょっとオイリーなミルクだったのである。

死んで間もない蜂の、お味。

なかなか悪くないが、別にデイリーで食べようとは思わない。


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